こちらの本を紹介することに決めました
本日は「週刊新刊全点案内」2424号の発行日です。
掲載件数は935件でした。
*こんな本がありました*
「「なんとなく」の心理を科学する 上」
松井亮太(著)中村結衣(マンガ・イラスト)森屋紫苑(図版作成)
旬報社(2025.10)
「人はなぜ★5より★2のレビューが気になるのか」という巻タイトルにひかれ手に取ったこちらは、行動意思決定論の入門書。
行動意思決定論とは、人間の意思決定の特性を実験などで明らかにしようとする心理学的アプローチの学問のこと。上では、代表的な認知バイアスなどについて解説されています。
主に若手社会人や大学生、高校生などに向けた本ということで、扱われるのは日常生活での意思決定の話がほとんど。
恋愛や集団心理など身近なトピックスが中心となっているのでとっつきやすく、マンガやイラストも多いのでお勉強感は全くありません。
興味はあるけど難しい話はちょっと...という、私のような人間も楽しんで読めそう。
などと思いながら、本を棚に返す時に気づいたのですが、巻タイトルを見て「確かに。なんでだろう?」と思った時点で、私は見事にこの本を手に取る選択を"させられて"いますね。
(こちらの本を紹介しようと決めたのは「なんとなく」ではありませんが。)