はじめての競馬場
今月の雑記のテーマは「バイトをした話」です。
学生時代にいくつかのアルバイトを経験しましたが、はじめてのアルバイトはイベントスタッフでした。
メインは某サッカーチームのホームゲームスタッフ。チケットもぎりとか持ち物検査とかチケット販売とか。他に単発の案件、たとえばアーティストのライブやユニフォームに背番号の圧着などもありました。
その中で印象に残っているのが、競馬場でのティッシュ配り。
競馬場もはじめてだし、ティッシュ配りもはじめてだし、緊張しながら向かったことを覚えています。
街中でのティッシュ配りをイメージして、もらってくれる人が少なくて大変そう...どうやって渡したら受け取りやすいかな...受け取ってもらえない時の引き際は...といろいろ考えながら配置につき、お客さんを待ち受けていました。
が、そんな心配は不要でした。
まず、最寄駅からのバスが到着した途端、降りてきたおじさんたちがダッシュ。多分馬より速かった。
勢いに圧倒されながらもティッシュを差し出すと、ダッシュしながらも必ずティッシュは受け取っていく。中には戻ってきてもう一個ちょうだい!という方も。さすが関西人。
こうなるともれなく全員に渡さねば!と使命感が湧いてきて、ダッシュに負けないスピードでティッシュを差し出し続け、準備してきた笑顔を出す暇もなく気づけばティッシュのかごは空っぽ。
こちらもダッシュで控室に補充に行きました。
走る馬よりも走る人をたくさん見た一日でした。