今月の雑記テーマは「1人〇〇」です。
いまやソロ活動が恥ずかしいということもない、よい時代となりました。かつては女子が一人旅なんて...という感じがありました。
はじめての一人旅は約30年前、学校出て就職してすぐのこと。勤め先はデパートで、最初は全員が売り場に配属されます。「いらっしゃいませ」「毎度ありがとうございます」「またどうぞお越しくださいませ」、初日は恥ずかしかった挨拶も、1週間で板につき、連呼できるようになりました。
しかし、毎日毎日、一見のお客様としゃべりつづけるのは、存外くたびれました。そんなに気を遣っていたわけではありません。知らない人に向かって、ただただ決まり文句の挨拶言葉をいうだけで、口と心が疲れてしまったのです。
たまたまシフトが3連休になったところで一人旅に出てしまいました。まだ4月だったのですが、たのんでもないのに3連休になっていたのです。行先はどこでもよかったけれど、そういえば広島に行ったことないな...と。日本の歴史の大きな傷跡、ヒロシマに行ってみようと思い立ち、新幹線に乗りました。
原爆資料館の展示はもちろんですが、宮島と平家納経(レプリカだったかも)の美しさ、尾道から見た明るい瀬戸内海の景色、そして一人で食べた分厚いお好み焼きと、いまでもハッキリ思い出せること多数。
誰かに「きれいだねえ、おいしいねえ」と言えないのはちょっと残念だったけれど、心のなかに写真があるみたいにくっきりと思い出せます。「しゃべらないのってラク」としみじみ思ったことも。