本日は「週刊新刊全点案内」2439号の発行日です。
掲載件数は611件でした。
*こんな本がありました*
「旅する劇団・幻の日本少女歌劇座を追って」旅とか劇団とか幻とか、タイトルに惹かれました。今は姿を消した幻の劇団「日本少女歌劇座」とは?
現在の宝塚歌劇団が「宝塚少女歌劇」として初上演されたのが1914年。「日本少女歌劇座」は、少女歌劇ブームに乗って1921年ごろ活動を開始したそうです。本拠地で活動する宝塚と違い、この「日本少女歌劇座」は地方を回って公演するのが特徴。日本全国、また遠く台湾・朝鮮・満洲でも活動していました。
大衆文化を研究している著者がこの劇団のことを知ったきっかけは、古本屋で売られていた絵はがきを見つけたこと。その後、広く少女歌劇や地方を巡業する大衆芸能の資料を追っていくうち、だんだんと「日本少女歌劇座」の資料を収集できたといいます。中でも大きかったのが、劇団の興行会社があった大和郡山市(奈良県)の図書館に寄贈されていた未整理の資料だとか。およそ100年前の劇団の資料が図書館で見つかるなんてすごい!
今回の本は、絵はがきのほか写真、ポスター、ちらしなど実際のビジュアル資料が多く載せられています。次は、ぜひ生で「日本少女歌劇座」を体験したひとびと、出演者やファンの方々などの言葉を聞いてみたいと思いました。