~分類・件名作業 その4~
一通り分類・件名等を付与した本たち。
この後、違う人の目でもう一度検討することが必要。(この作業のことを「チェック」と呼んでいます)
そのためチェック担当者へまわします。
テーマが複雑で判断が難しいなど、そこで迷うような場合は、更に次のチェック担当者へまわします。
チェック担当者もやはり同じように一冊ずつ内容に目を通して作業します。
必要に応じて参考資料を調査したり、複数のメンバーで協議するなどして、最終的に分類・件名を確定します。
これからどんどん本が置かれていきます…
分類・件名のチェックは必ずベテランメンバーが担当します。
分類・件名付与の技術は、たくさん本に触れて経験を積むことで習得していくため、チェックができるレベルになるまでには何年も修業が必要…。
なかなか奥が深いのです。
そうして、すべての分類・件名付与&チェック作業を終えた本を、「新刊目録」の部署に流していきます。
分類・件名付与の流れを整理すると、以下のように。
分類・件名付与
↓
一次チェック
↓
最終チェック
↓
目録作成へ!
分類・件名作業、実はこれで終わりではありません。
その後のリスト・カード形式等での校正を含め、常に4~5名の目を通して分類・件名を決定しているのです。