今のところこのブログは、数人の担当者で先々の予定を決めながら書いています。3/9にフリーテーマで、と決まってから、密かに決めた話題はこちら…
石井桃子さん、100歳のお誕生日、おめでとうございます!
「くまのプーさん」「うさこちゃん」「ピーターラビット」シリーズの翻訳などで著名な翻訳家・作家の石井桃子さんは、1907年3月10日生まれ。明日で100歳を迎えられるのだそうです。
昔読んだ本のそこここにお見かけしたあの「いしいももこ」さんが!…とでも書きたいところなのですが、正直、子どもの頃にそのお名前を意識した覚えはあまりないのでした。児童書の世界にこんな方がいらしたんだ、と知ったのは大人になってから、さらに、その業績が戦前の「世界名作選(」(皇后・美智子さまの愛読書)などの編集にまで遡る、というのは今回はじめて知りました。100年という時間は、これだけの時代をまたぐのですね。
通勤途中にある書店では今、100歳記念のフェアが開かれており、そこには岩波書店と福音館書店が共同で作成した小冊子(著訳書のリスト)が置いてあります。それを順に眺めていると、図書館の児童書棚のあの一角の雰囲気(言葉が簡潔で揺るがない、どこか可笑しい表現もあって、全体になんとも頼もしげな貫禄あり、など)は、この方に負うところがとても大きいのだな、と今更ながら思いました。
余談ですが、先日知り合いの子どもがディズニー版「くまのプーさん」の某キャラクターをとても達者に描いたので、「上手だね、それコブタでしょ?」と聞いたら、「ピグレット!ブタとウサギが一緒になってるの!」とおこられました。
「うさこちゃん」→「ミッフィーちゃん」はすっかり慣れましたが、「トラー」→「ティガー」、「コブタ」→「ピグレット」は厳しいな…。このあたりも、世代間ギャップの指標になってしまったりするのでしょうか?(にしても、ブタとウサギのミックスは、ちょっと違うと思うけど?)