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典拠ファイルができるまで

好評連載中の「MARCができるまで」。今回はその人名典拠ファイル版をお送りします。
名付けて「典拠ファイルができるまで」(←そのまんま)
人名典拠ファイルができるまでの流れを簡単に説明していきますね。


初めて本を書いた著者(=まだ人名典拠ファイルがない著者)がいる図書が典拠の部署にやってきます。

まずその著者の名前を確認。
どういう漢字か、ヨミガナはあるか、情報源によって表記が違っているところはないか。
日本人か、東洋人か、西洋人か、いつの時代の人か。
図書の情報源(MARCと同じ、標題紙、奥付、背表紙、表紙、カバー)にプラスして、典拠の部署では「著者紹介」もしっかり見ます。

次に、本当に人名典拠ファイルがないかどうか、改めて確認します。
漢字の形、ヨミガナの形で検索。同姓同名のファイルがあれば、略歴などを見比べて判断します。

調査が必要であれば、参考資料にあたります。
日本人で古い時代の人ならこれとこれ、といったようにだいたい見る資料が限定されているので、それをもれなく調査。
調べ終わったところで、見出し(統一標目)の形を決めます。

そして、図書の著者紹介や参考資料で得られた情報から、その人と特定しやすい部分をまとめて作文します。現在の職業や、専門分野、生没年などが主だったところです。

ものによってはこの一連の作業を2回繰り返し、ひとまず完成となります。

できたものは必ずほかの人の目で確認する、それがTRC MARC作成現場の鉄則。

ここからは、できた人名典拠ファイルを確認する作業となります。
担当者が、人名典拠ファイルをひとつひとつ見直します。見出し(統一標目)はこの形でよいか、情報を正しくまとめられているか、図書と照らし合わせながらチェック。誤字脱字などのケアレスミスも見逃しません。ここまでは図書を手元に置きながら作業します。
このチェックが終わった時点で、図書はMARC入力の部署へ返却。

その翌日、担当者は前日にチェックした人名典拠ファイルを、1日分まとめてリストの形にして見直します。この時はもう図書は手元にないので、リストだけを重点的にチェック。
(もちろん必要なときは、図書を探して確認する作業も行います)

別の担当者が、さらに違うリストで最終的な見直しをして、人名典拠ファイルの作成は完了します。

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