長い書名の話
本日、「週刊新刊全点案内」1519号を発行しました。
掲載件数は1829件です。
風薫る5月は、こんな表紙になりました。
*こんな本がありました*
今週の新刊で、目立っていたのはこちら。
アリアドネ企画 (2007.5)
通常24時間以内に発送します。
結構、長いタイトルです。数えてみました。記号を含めて72文字です。著者の方は「言葉のアーティスト」さんなのだそうで、この長い書名も、作品のひとつのようです。本の中には、こんなちょっと笑えるフレーズが盛りだくさんでした。書名からではどんな本なのか見当がつかないところがいいですね。書店にあったら中身が気になって、思わず手にとってしまうかも。
長い書名といえば、先週発行した「週刊新刊全点案内」1518号には、こんな本もありました。
国立印刷局 (2006.11)
通常24時間以内に発送します。
TRC MARCの中でも最長クラスと思われます。でも、これでも短くなったのです。平成16年度版の書名は、これよりさらに21字も長い
「歳入決算明細書 各省各庁歳出決算報告書 一般会計継続費決算報告書 一般会計国の債務に関する計算書 旧臨時軍事費特別会計歳入歳出整理額計算書 農業近代化助成資金の増減及び現在額計算書 決算調整資金の増減及び現在額計算書 貨幣回収準備資金の増減及び現在額計算書」
でした。…さて、どこが違うでしょう?
こういったMARCには、ちょっとマニアックな使い道もあったりします。MARCを出力する各種システムを検証する際のテストデータにすると、長い書名はこんな風に出るのだな、というのが確認できて便利だったりするのです。