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ゴーヤーの話

こんにちは。先日のエントリー(「夏休みのアルバム」)に載せたひまわりの写真が、周りの人たち(といっても2人だけですが)に好評で、喜んでいる望月です。

とはいえ、携帯のカメラで通りすがりにパシャッと撮っただけなので、「いい写真ですね」なんて言われるとちょっと困ってしまうのでした。たまたまいい感じに取れちゃっただけなのです、ほんとのとこ。

さて、2枚目の写真のゴーヤーの話。
写真で見ると大きく見えるようですが、実はこのゴーヤー、手のひらサイズです。
それを3つもらったので、2つはゴーヤー・チャンプルーに、もう一つは野菜炒めに混ぜて食べました。
小さいからそんなに苦くないかと思ったら、しっかり苦くて、おいしくいただきました。

しかし、このゴーヤーを育てた祖父は「ゴーヤー」という名前が覚えられません。

「あのえーと、ゴ、ゴキブリじゃなくてなんだっけ?」

ゴキブリじゃないよ、ゴーヤーだよ、と何度言っても「ゴ」で止まってしまうのです。

たしかに、ゴーヤーが一般的になったのはここ最近のこと。祖父の耳になじみがなくてもしょうがないのかもしれません。スーパーでも、少し前までは「にがうり」と表示されていた記憶もありますし。

そこで、TRC MARCを検索。ゴーヤー料理や栽培の仕方の本をピックアップしてみたら面白い結果になりました。

「ゴーヤー(にがうり)料理60選」 1984.5
「ゴーヤーブック 体にいい苦瓜料理」 1998.2

この2冊はどちらも沖縄県で発行されたもの。地元の言葉なのでゴーヤーがタイトルに入っています。

やさいを育てて食べよう 1 にがうり」 2003.2
ニガウリ(ゴーヤー)の絵本」 2003.3
育てよう!食べよう!野菜づくりの本 4 トマト・なす・ゴーヤ」 2003.4

2003年発行のこれらの本は、「にがうり」だけだったり、かっこで「ゴーヤー」と補われていたり、「ゴーヤー」だけだったり、書き方もいろいろです。ゴーヤーという名前が広まりつつある頃だったのかしらん、と推測してみたり。

時代によって、物の名前も変わっていく。そんな一例でした。


p20070823.jpg

予報は雨だったのに、晴れてる茗荷谷の空。

でも、なんとなく飽きっぽい、じゃなかった秋っぽい空です。


コメント (3)

データ部田辺:

ゴーヤかにがうりか。フリー百科事典「ウィキペディア」の見出しはなんと「つるれいし」。ゴーヤチャンプルーは好きですが、つるれいしチャンプルーいかがですか?と聞かれたら思わず遠慮してしまいそうです。

新刊目録 大谷:

埼玉の両親の話によると「昔は黄色く熟したものを煮て食べることがあったよ。そのころは「レイシ」と呼んでいた。緑色のがこうやって食べられるというのは最近知ったんだよね。」ゴーヤは沖縄(南国)のものと思い込んでいたのでちょっとびっくり。私は食べたおぼえがないので、戦後あたりの話なのかなと思います。

典拠 望月:

>田辺さん
おお、ゴーヤーにまた新たな名前が!
「つるれいし」とはまたイメージが違う名前ですね。
ちなみに、タイトルに「つるれいし」が入っているものがあるかな、とTRC MARCを検索してみましたが、ありませんでした。

>大谷さん
先日、沖縄料理屋さんの前を通ったとき、まっ黄色のゴーヤーを見かけ、「黄色になる種類のゴーヤーもあるのかー」と思っていたのですが、緑のが熟すと黄色くなるんですね。知らなかった!

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