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百科事典の思い出

新刊目録 大谷です。

昨日ご紹介した、平凡社の世界大百科事典。
データ部の参考図書の棚にも並んでいるのですが、こうして一冊一冊全巻を手に取ると、あらためて、歴史あるブランドの重みが感じられます。

私が子どもの頃は、一般家庭の応接間に百科事典が置いてある時代。うちにもありました。現在のようなまばゆい装丁ではなく、質実剛健の黒い表紙でした(古すぎるかもです…)。
きれいな写真の図版を眺めたり、気が向いたページを開いて読みふけったり。宿題の調べものはもちろん、押し花を作るときにも重宝していました。まだ実家にあるはずなので、開けばお菓子の粉やアメの包み紙、四つ葉などがはさまっていると思われます(ごめんなさい)。

著名人のどなたかが百科事典を全巻読破したという話を聞いたことがありますが、さすがに私は全部は読んでいません。そこが天才と凡人の違いです。

ただ、全巻の図版を一枚一枚数えたことがある人は、もっと少ないかもしれません。

※注:日本目録規則 新版予備版2.5.1.5
「本文の一連のページ付に入っていない図版があるときは,本文のページ数につづけて「図版」としてそのページ数または枚数を記載する。(以下略)」
TRC MARCは現在もこの規定に準拠し、5枚以上の図版があれば枚数を数えています。

コメント (2)

特命:

はじめまして。
>5枚以上の図版があれば枚数を数えています。
この枚数の根拠は何でしょうか?
というのは、1枚でも、それが貴重な図版である可能性があると思うからです。
ともすれば、文章より、図版に価値がある場合があるのではないでしょうか。


新刊目録 大谷:

特命さん、こんにちは!
データ部ログをご覧いただきありがとうございます。

まず「日本目録規則」新版予備版で「図版が少量のときは記載を省略してもよい」としている、その名残というのがあります。日本図書館協会刊行「目録作成の技法」(旧版)ではこの部分を「たとえば10p以下」とアドバイスしています。
TRC MARCも「5枚または10p未満は省略」とさせていただいております。

現在TRC MARCは「肖像」の注記をしておりませんが、著者の写真はもしかしたら本文より重要な場合もあるかも?!しれませんね。検討課題です。

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