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あまりに・・・

本日は「月刊新着AV案内19号(11月号)の発行日。
掲載件数は1710件。DVD434件、ビデオ34件、CD1183件、カセットテープ59件です。

表紙はこれ。散歩に出かけたくなりますね。

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「月刊新着AV案内」は図書チームの「週刊新刊全点案内」と同じソフトを使って編集しています。MARCからカタログに必要な項目が抽出され、「月刊新着AV案内」のレイアウトになって編集ソフトに落とし込まれます。見難いところ読み難いところはないか、文字切れしているものはないか、丁寧迅速に手直し。一通り終わったらプリントアウトして紙面でもチェックします。月刊なので作業は月に一度(2日で仕上げます)ですが、作業日の忙しさはAVも一緒。目がツライです。


紙面のチェック中に気になる映画がありました。
1955~1959年にインドで製作された「大地のうた」「大河のうた」「大樹のうた」という三部作の映画です。あらすじをまとめますと・・・

仕事につけず、半年ぶりに家に帰った父親はその荒廃ぶりに驚く。娘は死んでいた…。インドの片田舎に住む一家にカメラを据えた「オプー3部作」第1部。
都会に出た一家の生活は相変わらず貧しく、父親は風邪がもとで死ぬ。オプーは奨学金を得て大学に進むが、オプーの成長だけを頼りに田舎で待つ母親は、息子との心の隔たりが痛手となって死ぬ…。「オプー3部作」第2部。
作家を夢見るオプー。幸福な結婚生活もつかの間、早産で妻は死に、絶望した彼は放浪の旅に出る。時は流れ、彼は亡き妻が遺した幼い息子と出会う…。「オプー3部作」完結編。

仕事中に泣きそうです。
DVD容器の写真は主人公オプーと思われる少年。自分に小さい息子がいることもあり、貧しい中で必死に生きる顔がぐっときます。この映画は50年前に作られていますが、このような貧困が珍しくない国もあるでしょう。そして貧困を重くとらえず、たくましく生きる人もたくさんいるでしょう。

自分の白髪や、子どものいたずらが一体なんだというのか、それくらい!
分厚いゲラをチェックする間、そんな考えが走馬灯のように走った次第です。

ヴェネチア国際映画祭金獅子賞、インド年間最優秀作品賞、カンヌ国際映画祭ヒューマンドキュメント賞などなど、たくさんの賞を受賞しています。


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