昨日のエントリーで触れていましたが、先月で終了した長期連載「MARCができるまで」の番外編として、「新刊案内ができるまで」を掲載いたします。「新刊案内」により親しんでいただけますよう、様々な角度からご紹介する予定です。
毎週図書館にお届けしている新刊図書のカタログ「週刊新刊全点案内(新刊案内)」。実は、そのほぼすべての原稿(広告を除く)は、ここデータ部で編集されています。カタログを毎週作る現場ってどんなもの?まずは、部内でも一部の人しか知らない現場のレポートからどうぞ。
~新刊案内ができるまで その1 日々のお仕事編~
「新刊案内」の書籍情報のページは、「ひとまず完成」段階のMARCを元に毎日編集しています。
編集ツールをクリックすると、タイトル・大きさ・分類・内容紹介文etc.…MARCの中から必要な項目が抽出されて、「新刊案内」のレイアウトになって編集ソフトに落とし込まれます。
注文時に便利なバーコードもここで出力。まずはこれを画面上で手直しします。
本によってタイトルや著者名は長短様々。これを同じレイアウトの中に収めるために、改行し、文字間を縮めて上げて下げて…。
文字だらけの新刊案内ですが、その文字が少しでも見やすく読みやすくなるよう、1件ずつ地道に整えていきます。
編集担当に求められるのは、文字間行間のわずかな乱れを見逃さない広角の目と、一発で目的の文字列をドラッグするマウス捌き…か?限られた時間の中、大急ぎで作業します。
編集後はプリントアウトして、手分けをしての校正作業。誤字脱字とレイアウトを同時にチェックして、赤字を入れていきます。
↑日々、こんなページを作ってます。(本がカラフルなので)なかなか華やか?