新刊目録「まど」係のお話、2回目です。
「まど」はチームで仕事をしております。今のところ、ベル・新継続係2名、SB係2名、全体を見る「まど」3名の体制。席も近くにまとまっており、緊急事態発生(?)の時にはすぐに声をかけあえる環境です。
今回はベル・新継続係の仕事をご紹介しましょう。
ベルは「ベル案内」(写真)で毎月の配本予定をお知らせしております。また新継続は毎月配本とか年1回配本とか刊行予定が決まっているものがほとんどです。でも、すべての図書が予定通りに刊行されるわけではありません。ほとんどの場合、新刊見本が来てはじめて「あ、この本発売されたんだ」とわかるのです。出版社の事情によって、刊行が遅れることはよくありますし、また早くなることもあります。
これが「ベル案内」。見本が入荷したらマーカー。
ベル・新継続係はその日に入荷したベル・新継続の図書をリストにして仕入部にお知らせします。仕入部はそれをもとに在庫の搬入日を確認していきます。でも、これで『週刊新刊全点案内』への掲載がきまったわけではありません。「この本は早く納品したいので1号早めてください」「この本は刊行延期になりました」など、仕入部からの連絡や指示が来ます。係はそれに従って、掲載号数変更の手続きをします。ときには目録作成中の本を「ごめんなさい!」と言いつつ奪い取ったり、典拠作業で苦労しているところを「急ぎですからよろしく!」と急かしたり。関係者の間の調整も行います。
データ入力の〆切日にはその号数のベル・新継続の冊数が仕入部とデータ部で合致しているかどうか、すべてのMARCが「完成」の状態になっているかチェックして、やっと終わりです。でも、ほっとする間もなく、既に次の号の仕事が始まっているのです。