先月いよいよ刊行開始となった、河出書房の「世界文学全集」。宣伝もにぎやかなので、ご覧になった方も多いのでは?
「揃って本棚に並んだらさぞ美しかろう」という鮮やかな色のカバーといい、「そう来るか」という著者・訳者のラインナップといい、かなり個性的。子どもの頃わが家にあった、いかにもな文学全集とはずいぶんイメージが違うものだなあと感心しました。
押入れの奥の暗がりにひっそりと蹲っていた、あのカビくさい本たち…。
たまには読んでみようかと引っ張り出しても、「ちょっ、あまっこめ」などという言葉遣いに皮膚感覚でついてゆけず、すぐ挫折…。
「何とかビッチ」「何とかスキー」の洪水の中に、「セコビッチ」「ドワルスキー」を一向に見出せない不可解…。
でも、大人になった今なら、あの時の困難を克服できるかも! (少なくとも不可解の方は解決済だし)
データ部にやってきた、おしゃれな「世界文学全集」を手に、再チャレンジを誓ったことでした。
…と思っていたら、そんな私に朗報(?)が!
「超名作だが読み通せない」ことでは定評のあるこちら↓に、なんと、まんがバージョンが誕生。しかも本家フランス産。これなら、今度こそいけるかも?