昨日の晩、第138回芥川賞・直木賞が発表されました。
芥川賞は、川上未映子さんの「乳と卵」(単行本は文藝春秋より2月下旬に刊行されるそうです)、そして、直木賞は、桜庭一樹さんの「私の男」です。
さてさて、去年の秋、邦画界を席捲した「芥川賞」といえば「ALWAYS 続・三丁目の夕日」…吉岡秀隆さん演じる「茶川(ちゃがわ)竜之介」が芥川賞を目指す、というのがストーリーの本筋なのです。動員は300万人を超え、前作を上回ったそうですから凄いですね。私も観に行きましたが、そこでかなり面白いことがありました。
映画が終わり、劇場を出ようとした時に聞こえた、後ろにいたおばさまの言葉。
「芥川龍之介って、芥川賞を取ったから「芥川」って名前にしたのかね?」
…残念ながら相方のおばさまの返答は聞き逃しましたが、劇場を出たところで連れと爆笑、そして「これはブログで使える!」と心中ガッツポーズ。
喜びのあまり改名してしまうほど芥川賞とは嬉しいものなのか(そのぐらい嬉しそうな方もたまにいますよね)、もし受賞したらその人の人生は大きく変わってしまうものなのか(そんなことない作家さんも結構いそう)。映画の中では「芥川賞」はひたすら大きく立派な存在でしたが、今の出版界ではどうなんでしょう?
今回受賞されたお二方には是非、本の世界を元気にするようなご活躍をしていただきたいです。