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子どもに昭和の漫才を

本日は「週刊新刊全点案内」1560号の発行日です。
掲載件数は1616件です。

3月の表紙は、なんとも女の子らしい雰囲気。
下の3色は菱餅のイメージでしょうか。

p20080304.jpg

*こんな本がありました*

今回、「珍しいな」と目を惹かれたのはこちら。

子ども向けに編集された、昭和初期の漫才台本です。
子ども向けの落語本ならば、絵本・全集から「声に出して読みたい系」まで、笑えるもの・あまり笑えなそうなもの等色々と見かけますが、漫才、しかもここまで古いものはかなり珍しいとみました。「エンタツ・アチャコ」に「ラッキー・セブン」です!…名前しか聞いたことありません。

しかも今回の3巻は、「戦中編」ということで「防諜第一」に「春はスフ着て」…。「スフ」なんて、今どき大人だって知りまへんがな。でも、各台本に付された解説や用語説明を手がかりに、面白さに引っ張られて読み通したら、言葉の力・時代を理解する力などが一気に伸びそうですね。

関東で生まれ育ち、関西弁の方との会話が少々苦手(リアクションを常に求められるプレッシャーが…)な自分ですが、活字で読む関西弁は大好きです。気持ちがのびやかになる気がします。季節はずれのネタですが、今回の本からそんな引用をどうぞ。

「いい陽気や。灯火親しむべき秋やがな。」
「あなた、親しんでんの?」
「けったいな言い方やな。親しんでいるがな。灯火を暗くして、閑静で気が散らんでええで。…灯火閑静(管制)はまったく秋にかぎるわ。」

ん~、かなりハイレベル!

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