今朝、出勤途中ふと角から覗いたら、ご近所のお茶大の桜がふんわりと咲いていました。毎日見てるはずなのに、いつ咲いたの? うれしいというより、むしろ不審・・・。
ともあれ、すばらしい桜です。
さて、すばらしい春はさておき、春はつらいという方多いのではないでしょうか?
そう花粉症です。
わたくし小松は、入社した年に花粉症になって仕事も花粉症も同じキャリア。
本(しかも埃多めの)を扱う仕事が発症の引き金になったのではないかとひそかにおもっているのです。
でも、悪いことばかりでもありません。せっかく書誌データを扱う会社にいるのですから、MARCを使って花粉症の傾向と対策をしてしまいましょう!
毎週金曜日のMARC MANIAX 分類/件名を参考にするまでもなく、検索する鍵はズバリ件名「花粉症」。関連語として「花粉アレルギー」。しばしば一緒にふられる件名として「アレルギー性鼻炎」などがあります。
その結果、「花粉症」の件名がふられたもので一番刊行がふるいものは、
「花粉アレルギーと抗原植物」(1975年 黎明書房刊)
その後
1980 1冊/1984 1冊/1985 4冊/1988 3冊/1991 7冊/1992 1冊/1993 2冊/1994 3冊/
1995 6冊/1996 6冊/1997 5冊/1998 5冊/1999 3冊/2000 6冊/2001 3冊/2002 6冊/
2003 11冊/2004 9冊/2005 9冊/2006 6冊/2007 10冊/2008 4冊(まだこれから出るでしょう)
刊行冊数からすると、大体3期くらいにわけていいように思います。
複数冊刊行されるときもあるけれども、刊行されない年もある、まばらな第1期。
毎年コンスタントに花粉症関係の本が刊行されるようになった第2期。
年間10冊前後刊行される2003年からの第3期。
だんだんと花粉症に悩む人が増えていることが刊行冊数からもうかがえます。
2003年ががくんと大台を超えて11冊刊行!
前の年の花粉症の発症数が翌年の刊行冊数に影響するであろうことを考えれば、2002年の私の発症は必ずしも、職場の埃のせいだけではないということがわかります。
職場のせいにしてごめんなさい。
ちなみに刊行された月はだいたい12月から3月まで。出版社は先回りして刊行しているはずですから、だいたい年末年始くらいから、準備のよい人は花粉症に備えて本を読んでいるということになりましょうか。
気になるお値段の方は、最近5年程度のデータからみると(ちなみに医療関係者用の本は利用対象を使用して除きます)500円台から2000円台まで。平均するとだいたい1200円くらいになります。
こんなあやしげな統計ですが、来年のご参考にいかがでしょうか?
最後のおことわりしますと、参照したデータはあくまでTRC MARCにあるもののみです。
そろそろ、花粉症も山を越えたようで、ちょっとほっとしている小松がお届けしました。