本日は「週刊新刊全点案内」1571号の発行日です。
掲載件数は1325件でした。
*こんな本がありました*
18世紀から20世紀初頭までに刊行されたマザーグースの本の挿絵を、唄別に紹介しています。
例えばハンプティ・ダンプティ。私には「不思議の国のアリス」のジョン・テニエルの挿絵が思い浮かぶのですが、この本を見ると、彼にもずいぶん色々なバリエーションがあるようです。
定番の卵に小さな手脚を付けた姿のものから、手脚が全くない卵そのものの形をしたもの、やけにハンサムな顔立ちのもの、卵の姿のかけらもない人間そのものとして描かれているものまであったりします。
赤ちゃんが落ちてしまう揺りかごも、枝から吊るされているもの、ハンモック風のもの、鳥の巣状のものなどさまざま。ロンドン橋でさえ、「これが?」と思うようなイラストがあったりします。
未収録の唄があるのがちょっと残念ですが(全ての唄に挿絵があったわけではないのでしょうね)、眺めているだけでも楽しい本です。