先週iPhoneの日本発売が大々的に発表されましたね。
「おお、ついに!」ですとか
「やったー!」ですとか
皆様の反応はさまざまだったかと思いますが、
私の第一声は
「えっ、アイフォーンなの!?アイフォンじゃなくって?そんなー!」
でした。
一般的にはアイフォンという発音のようですが、
日本ではインターホンの「アイホン」との関係で
iPhoneは「アイフォーン」で商標登録ということになったようです。
で、なぜ、私が「そんなー!」
などと言ってしまったのか。
なんとなく想像のついていらっしゃるかたもいるでしょうが
「私以前にiPhoneの本の目録とったよ。」
「ヨミはアイフォンにしたよ。」
「どうしましょう~。」
というわけです。
TRCでMARCを作成した中で最初のiPhoneの本は2007年5月発行のもの。
日本での商標は「アイフォーン」にすると決めるずいぶん前に発行されています。
今までにiphoneの本は4件あるのですが、
結局ヨミの「アイフォン」は「アイフォーン」になおすことになりました。
今後入力するものについてはもちろん「アイフォーン」で統一されます。
さて、目録をとっていて、タイトル中に読み方がすぐ分からない語があった場合どうするか。
もちろん勝手にヨミをふったりはしません。
6月9日の「問題です」の回でも
AVの難読漢字についてちょっと触れられていましたが、
図書でもちゃんと調べます。
まず、4情報源だけでなく図書全体から、
ルビはついていないか、目を皿のようにして探します。
けっこう必死です。
その後、ルビがあってもなくても、「広辞苑」をあたります。
まあiPhoneのようにその言葉ができた時期的に、最新の「広辞苑」にもないだろうと分かるものは抜かすこともありますが。
「広辞苑」になければ、他の参考資料類(百科事典や各分野の辞典・事典など)をあたります。
それでも分からない!
となると、出版社などに電話をして確認をとらせていただくこともあります。
このように、調査の上でヨミをTRCMARCにいれている訳です。
が、たまに今回のようなことも起こってしまうのですね。
油断ができません。