本日は「週刊新刊全点案内」1584号の発行日です。
掲載件数は1375件でした。
*こんな本がありました*
漱石の弟子で芥川の友人。もうひとつヒントで「鉄道好き」
「クイズこれ誰だ」の答えはこちら↓
我が心の師、百閒先生です。
文章の美しさと、創りものではないナチュラルな怖さに、
初めて読んだときからすっかり虜に。
「サラサーテの盤」や「冥途」あたりが有名ですが、
個人的には「東京日記」がイチオシ。あの不気味さがたまりません。
さて、今回紹介するこちらの本は、まるまる一冊百閒先生特集。
「阿房列車」の道程の写真を見ながら「ヒマラヤ山系はこんな顔してたのか」と思い、「日没閉門」の実物の札を見てニヤニヤし、ノラを探すチラシでグッと涙を堪える…。
ビジュアル構成なので、見ているだけでも楽しい!
百「閒」の「門」の中が「日」から「月」へと変わったことの考察など、「ほぉ~」っと思わせる記事も多々。
このビジュアルブックで楽しんだら、小説もおすすめです。
9月に入っても暑くて寝苦しい夜、百閒先生の小説を読めば背筋がゾーっとして涼しくなるかもしれません…。