本日の「雑誌データ概論」は、雑誌データの構成についてのお話。
ここをクリアすると、こんな会話が聞こえてきても驚くことなく安心です。
~ある日の雑誌チームにて~
A:急いで子ども作ったんですけど、なんだかお兄ちゃんたちに似てないですね?
B:う~ん、そこの親は何かと問題ありだから…。もしかしたら違うとこの子かも。
A:わかりました。この子はどうしましょう? 消しちゃっていいですか?
B:そうね…。はっきりするまでは生かしておこうかな。
雑誌データには、「親書誌(おやしょし)」と「子書誌(こしょし)」という2種類のデータがあります。
それぞれの特徴をまとめてみましょう。
継続的に刊行される一連の刊行物全体のデータを「親書誌」と呼びます。「どんな雑誌なのか」がわかる情報をまとめています。例えば、こんな↓疑問に対応します。
タイトルは?
どこの出版社から出ているの?
大きさは?
月刊誌らしいけど発売日はいつ?
どんなジャンルの雑誌なの?
一方、号ごとの雑誌固有のデータが「子書誌」です。巻数や号数・出版年月日・特集タイトル等の情報が含まれます。こんな↓疑問にお答えするのは子書誌の担当。
その記事はいつ発売された号に載ってるの?
今週号の特集は何?
何巻まで刊行済みなの?
親子の関連付けは、タイトルごとに付与される10桁の固有のID番号によっておこないます。先頭の5桁がタイトルに対応する番号、後ろの5桁で親子を区別します。「-00000」が親書誌。子書誌は「-00001」以下、発売されるごとに1つづつ増えていきます。
00965-00000 図書館雑誌
00965-00001 2008-4 VOL.102 NO.4
00965-00002 2008-5 VOL.102 NO.5
…
(ハイフンは便宜的に入れています。)