« TP&Dフォーラム2008 | メイン | 親の中身 »

親子関係に問題あり?

本日の「雑誌データ概論」は、雑誌データの構成についてのお話。
ここをクリアすると、こんな会話が聞こえてきても驚くことなく安心です。

~ある日の雑誌チームにて~
 A:急いで子ども作ったんですけど、なんだかお兄ちゃんたちに似てないですね?
 B:う~ん、そこの親は何かと問題ありだから…。もしかしたら違うとこの子かも。
 A:わかりました。この子はどうしましょう? 消しちゃっていいですか?
 B:そうね…。はっきりするまでは生かしておこうかな。


雑誌データには、「親書誌(おやしょし)」と「子書誌(こしょし)」という2種類のデータがあります。
それぞれの特徴をまとめてみましょう。

継続的に刊行される一連の刊行物全体のデータを「親書誌」と呼びます。「どんな雑誌なのか」がわかる情報をまとめています。例えば、こんな↓疑問に対応します。

  タイトルは? 
  どこの出版社から出ているの? 
  大きさは? 
  月刊誌らしいけど発売日はいつ? 
  どんなジャンルの雑誌なの? 

一方、号ごとの雑誌固有のデータが「子書誌」です。巻数や号数・出版年月日・特集タイトル等の情報が含まれます。こんな↓疑問にお答えするのは子書誌の担当。

  その記事はいつ発売された号に載ってるの? 
  今週号の特集は何? 
  何巻まで刊行済みなの?

親子の関連付けは、タイトルごとに付与される10桁の固有のID番号によっておこないます。先頭の5桁がタイトルに対応する番号、後ろの5桁で親子を区別します。「-00000」が親書誌。子書誌は「-00001」以下、発売されるごとに1つづつ増えていきます。

00965-00000 図書館雑誌
  00965-00001 2008-4 VOL.102 NO.4
  00965-00002 2008-5 VOL.102 NO.5
  …
(ハイフンは便宜的に入れています。)

コメントを投稿

(投稿されたコメントは、TRCデータ部の営業時間内にアップいたします。投稿から掲載までお待ちいただく場合がありますがご了承ください。なお、メールアドレスはTRCデータ部から直接ご連絡する場合にのみ使用いたします。第三者への公開・提供はいたしません。)

2024年3月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

アーカイブ

全てのエントリーの一覧

リンク