ようやく涼しくなってきたと思っていたのですが、世の中ではもうクリスマス商戦が始まっているようです。出版界もしかり。クリスマスを題材にした書籍が目に付くようになってきました。
今回は洋書のクリスマス絵本をご紹介します。おなじみオリビアちゃんの最新作です。クリスマスのお手伝いをしようと奮闘するかわいらしい姿が描かれています。
Atheneum Books for Young Readers(c2007)
ちいさい女の子って、お手伝いが好きなんですね。わが家にも3歳と5歳の娘がいますが、私が台所に立っていると「お手伝いしてあげる!」と飛んできます。うれしい反面、「テレビでも見てて」と心の中でこっそりつぶやいてしまいます(彼女たちのお手伝いは母の仕事を倍に増やしますから)。この本に出てくるオリビアそっくりです。表紙に描かれているのは黒こげのクッキーを手にしたオリビア。お手伝いの成果とは裏腹に、なんて得意げな顔をしているのでしょう! 今度娘がお手伝いをしに来てくれたときには、笑顔で「お願いね」と言おうと思います。たとえ流し周りが水浸しになろうとも・・・。
こちらの絵本は未邦訳、と思ったらクリスマスに向けてもうすぐ日本でも発売されるそうです。発売予定は10月下旬。もう少しですね。
TRCではオリビアのほか、クリスマスにおすすめの洋書絵本をご紹介しております。クリスマスを題材としたものだけでなく、「パパ、お月さまとって!」「くまのコールテンくん」「おやすみなさいフランシス」など名作絵本の原書も取り揃えております。週刊新刊全点案内1590号に洋書企画のご注文書を同封しておりますので、この機会に邦訳と合わせて是非原書もお楽しみください。