本日は「週刊新刊全点案内」1591号の発行日です。
掲載件数は1123件でした。
よくある山菜図鑑とは、ちょっと趣の異なる本をみつけました。
摘み草とは、食べるために山野草を摘むことをいい、
「万葉集」にも登場するほど、古くから愛されてきた行事なのだそうです。
著者である山野草研究家・篠原準八氏によると、この本は、
いままでの山野草図鑑、山菜図鑑とはまったく異なる見地で、
身近な食べられる山野草について食べごろの写真やたくさんの
「旬の料理」を掲載しました。
とのこと。
たしかに目次には、よく目にする植物の名前があげられています ↓
ドクダミのつらら揚げ
カラスノエンドウの卵絡みとじ
タンポポの花の三杯酢
ハコベのみそ汁
ムカゴ飯
ハルジオンの天ぷら
別名や植物分類、開花時期、分布などの情報とともに、
調理方法も載っていて、「ハルジオンの天ぷら」のページには
意外と美味で驚く
とありました。
よく似た植物でヒメジオン(図書中はヒメジョオン)がありますが、
ハルジオンよりヒメジオンの方が風味がいいらしいです。
金融危機が叫ばれる昨今、明日のわが身を思うと、
こんな知識が役立つ日がくるかもしれません。