AV(録音・映像資料)岩瀬です。
今回は、昨年1年間のAVを数字で振り返ってみます。
2008年、AVではどのくらいMARCを作成したのでしょう?
合計)11908件
内訳)CD:7334件 カセット:59件 ビデオ:139件 DVD:4376件
ついにカセットは2桁台に! 59件のほとんどが演歌です(約95%)。その他は、綾小路きみまろさんのライブと、河内音頭のカセットでした。なんとなくカセットの利用者像がうかがい知れる構成ですね。2007年は、まだもう少しバラエティに富んだジャンル構成だったのですが…。
そして、ビデオはというと、やはり減少傾向。とうとう150件にも満たない数字になってしまいました。そういえば、「ビデオの生産をやめました」という大手メーカーもここ1~2年でかなり増えました。
図書館向けビデオ販売を続けている、いまや数少ないメーカーの一つに松竹がありますが、2008年にTRC AV MARCを作成した日本のドラマはほとんど松竹から発売されている「鬼平犯科帳」シリーズでした。
テープの時代は終わりつつあるのでしょうか。
次世代DVDはブルーレイかHD DVDかと揉めた末、HD DVDが撤退したのも、2008年のことでした。
TRCでは、まだブルーレイDVDなどは扱っていませんが、技術の進歩に伴って、今後どんな資料が登場するのか、気になるところです。