典拠・望月です。
先週、内容細目の著者の典拠についてお話しました。
今週は、もっと内容細目の著者についてご紹介したいと、実例を集めてみました。
その1
「京都大学大学院教授・山梨正明の還暦を祝し、指導を受けた卒業生、大学院生が寄稿した論文集」
この紹介文だけで、たくさんの内容細目の著者がいることが想像できます。
数えてみたら44人!大変な数です。
欧文で論文を書いている「Naoki Otani」さんは、すでにTRCの典拠ファイルにいる「大谷直輝」さんと同じ人なのでしょうか?
図書に著者紹介などの情報がなかったら、これも調べなければいけません。
その2
韓国の人がたくさん出てきました。
韓国や中国など漢字圏の人の場合、このような事情のため手間が倍(以上かも)かかります。
でも、こうすることで「ウン,ジョンテ」でも「イン,テイタイ」でも殷丁泰さんが書いた論文を探すことができるのです。
その3
ライターやトレーナーなど、スペインのサッカーリーグに携わっていた日本人15人のインタビュー集…と思いきや、後半はスペイン人のスタッフも10人ばかり登場。
人数の多さも大変でしたが、スペインの人の名前が、どこまで名前でどこから姓か悩まされました。
以前このブログでも取り上げた、こんな本やあんな本にも、内容細目の著者はありました。
ずらっと著者の名前が並んでいるのを見るとめまいがしそうです。これらの人も、ひとつひとつ典拠ファイルがあり、本全体の著作でも一部分のみの著作でも、書いたものは全部まとめられているのです。