本日は「週刊新刊全点案内」1617号の発行日です。
掲載件数は1687件でした。
*こんな本がありました*
タイトルは本の「顔」。他の「顔」と差をつけようと、いろいろと珍妙なタイトルがつけられた本がたくさんあります。
とはいえ、あまりに奇をてらったタイトルは、データ部員泣かせでもあり。
たとえばこれ。
表紙のデザインのように見えますが、実は「!」がタイトル。
初めて本を見たとき、「タイトルが読めない!」とイヤ~な汗が流れました。
「タイトルに読みがない場合、どうするんだろう」「読みはなしでもMARC上問題ないのか?」「いや、仮りに何か適当な読みを入れておくのか」と一瞬のうちに激しく悩みましたが、ちゃんと「ビックリマーク」とルビがあったのであっさり解決。
まあ、本の流通上「読めないタイトル」というのは存在しないとは思うのですが。
でも、一時期名前を発音できない記号に変えたミュージシャンがいましたよね…。本人の希望と違って、みんないつまでも旧名で呼んでましたが。読めないんだから仕方がない。
珍タイトルというほどではないにしろ、意外に「おや?」と思わせるタイトルが多いのが、絵本だったりします。
ついつい、「がばがばがー」と読んでしまいそうになりますが、「かば/が/がばー」でした。言いづらい…と思うのは私だけではないはず。
先日たまたま見ていた「サザエさん」で、タラちゃんが「潮干狩り」を「ひおしがり」としか言えなくて拗ねてしまう、という話がありましたが。
もしかして、あえて幼児には言いづらいタイトルにすることで、逆に子どもの心をひきつけようという作戦なんでしょうか。
だとしたら、タイトルの世界もなかなか奥が深いです。