本日は「週刊新刊全点案内」1623号の発売日です。
掲載件数は1178件でした。
1623号にはなぜかノーベル賞関連の本がまとまりました。
4冊も、しかもそれぞれ別出版社で同じ号に掲載は珍しいかも。
名古屋という切り口がユニークなこちらの一冊。
2008年ノーベル物理学賞を受賞された小林誠、益川敏英両氏は、共に名古屋生まれで名古屋大学理学部出身なのですね。
お二人の生い立ちや、名古屋大学時代からの熱い研究生活エピソードをまとめた『中日新聞』の連載「名古屋ノーベル賞物語」を収録。
ノーベル賞受賞報道とお二人の人柄がうかがえて楽しい語録もついています。
また同じく2008年の、こちらはノーベル化学賞を受賞された下村脩氏も名古屋大学で研究をされ、助教授を務められていた時期があるとか。
下村氏の講演等がまとめてあり、緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見等の業績がわかりやすく紹介されています。
こちらは益川敏英氏が学問から子育て、ジェンダー、平和まで幅広く語った一冊。
「ノーベル賞って他にどなたがどんな業績で受賞していたっけ?」とおさらいしたい方にはこちらはいかがでしょう。
4冊とも科学オンチの私にも敷居の高くない、読みやすい一般書でした。
理系の方だけでなく、文系の皆様もどうぞ。