こんにちは。新刊目録の望月です。
7月の雑記を担当します。
前にも書きましたが、わたくし今年の5月に新刊目録の部署にやってまいりました。
あれからおよそ2ヶ月。新刊目録での入力修行は続いています。
今月は、その中で感じたことをいくつかご紹介していきます。
まずは、典拠でも新刊目録でもシゴトの第一歩、図書の見方のはなし。
どちらも図書から情報を得ることは変わりないですが、見るポイントが違います。
典拠では、著者の情報がある場所、すなわち著者紹介、執筆者一覧、あとがき、まえがき、被伝者であれば本文中といったところを重点的に見ます。
「著者ネタ」にピントを絞って見る感じです。
対して新刊目録は、ざっと図書の全体を見渡して「骨」となる部分がどこか考えることからスタート。
タイトルとなる部分はこれ、出版者はこちら。あ、シリーズもありますね。
それからその「骨」が図書の場所(情報源)によって違っていないか、それぞれの箇所を注意深く見較べるのです。
典拠は、狭く深く。
新刊目録は、最初は広く、それから深く。
そういったイメージでしょうか。
それから、新刊目録で戸惑ったことについて。
典拠では、生年などは図書に和暦であっても西暦に置き換えて入力していました。
図書:昭和20年生まれ
典拠ファイル:1945~
それが、新刊目録で著者紹介を入力するときは、図書の表記をそのまま生かして入れるようになりました。
著者紹介:昭和20年生まれ。
なのに、最初のうちは西暦で入力してしまい、よく訂正されていました。
無意識に変換してしまっていたようです。
慣れっておそろしい…。