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日食の本を探せ!

来る7月22日…それは、天文ファンにとって特別な日。
日本で46年ぶりとなる皆既日食がみられるのです。

その影響で、関連本も次々と刊行されています。
これらを、多様な検索が可能な、図書館専用ポータルサイトTOOLiで探してみましょう。

まず思いつくのはタイトル検索。
日食は「日蝕」とも表記されるので、「ニッショク」と、カナヨミで分かち検索してみます。
すると147件ヒット。
しかし、「日蝕の断層」(森村誠一著)などと、文学関係をはじめ、関係ないジャンルの本まで検索されてしまいました。

次は、件名検索。タイトル検索にくらべ、ぐっと検索が絞られるはずです。
件名標目「日食」で検索すると、28件ヒット。
全て「日食」をテーマにした本が検索されましたが、「天体観測の教科書」のように、天体観測全体を扱った本も含まれています。


最後に、分類で検索してみましょう。

でも、日食の分類は?

日本十進分類法(NDC)9版で、自然科学(4類)の「天文学.宇宙科学」(44△)の下をさがしてみます。
確認すると、やはり日蝕(日食)の分類は444.7。
そこで、分類444.7で検索すると23件がヒット。
日食を主題とした本を検索することができました。


それでは、分類検索結果の中から、今年刊行された本を紹介。

オンライン書店ビーケーワン:皆既日食2009 7月22日日本で見える黒い太陽
アストロアーツ 編

アストロアーツ(2009.4)
オンライン書店ビーケーワン:完全ガイド皆既日食

次の本は漫画で解説。安全に太陽を見る日食メガネ付き。

オンライン書店ビーケーワン:日食観測マニュアル 7月22日日本全国で太陽が欠ける

これは児童向け。やはり日食観測めがね付き。

オンライン書店ビーケーワン:日食観測ガイド 2009年7月22日 日本で最大級の皆既日食

コメント (2)

ハミルカ:

2009年7月22日的なタイトルで出版されると、図書館的には、それを過ぎたら過去のもの的で、少し躊躇します。
国立天文台によると2012年にも金環食があるので、それも見越したタイトルにして欲しかったです。個人的に。

さて、エントリーについてですが、せっかくなんだから、「学習件名で調べると…(47件)」って言及も欲しかったですよ☆
宣伝とかそういうのでなく、そんな検索もありますよって。

『日食』が主題である本が『日食』を調べるのには適していますが、図書館的には借りられたらそこに資料がないので、やはり、全般が書かれていても、日食のことが1ページでも書かれている本を…ということで。

流星群もそうですが、その日、全国的に曇りとかだと、盛り上がりが一瞬にして消えますから、晴れてくれることを祈るばかりですね。

分類/件名 菊地:

ハミルカさん、こんにちは。
確かに、今回ご紹介した本のほとんどは、「7月22日…」がサブタイトルに入っていましたね。
次回、皆既日食を日本の陸地で観察できるのは、26年後の2035年だそうですから、本当に貴重な天文現象です。皆既日食ブームをひしひしと感じます。
皆既日食は無理でも、日本全国で部分日食は観測できますから、晴天になるのを私も祈っています。

また、学習件名検索の結果もありがとうございます。
学習件名検索をはじめ、TOOLiでは様々な検索が可能ですので、その活用法など、今後ブログで紹介して行けたらと思います。

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