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図書館蔵書で作成するTRC MARC

こんにちは、図書館蔵書小松です。

皆既日食、体験できた方はいらっしゃいますか?

お昼休み、道行く人がしきりに上を見上げているので、
「あ、そうだ今日は日食なんだっけ」
と思い出しました。

もっとも、あいにくの曇り空ですし、職場は東日本なので、今ひとつ実感できませんでした。
残念。

さて、気を取り直して、今日、明日は、図書館蔵書で扱っている、行政資料など、一般に流通しない図書のMARCのお話をしていきます。

図書館蔵書では、図書館からTRC MARCに該当するMARCがない図書をお預かりしてデータを作成しています。今現在、書店に並んでいるような一般に流通している本は、図書館で受け入れる時にはTRC MARCがすでに作成されているので、新たにMARCを作成する必要はありません。ですから、図書館蔵書でお預かりしてTRC MARCを新たに作成するような図書や資料は、一般の方の目にふれる機会が、なかなかないようなものが中心です。

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(本屋さんにこんな平積みがあったら地味すぎます)

どういったものかと、ご紹介しますと・・・。


行政(省庁、地方自治体、教育委員会など)が刊行したもの。
団体(出版業でない企業、博物館、学校、学会、公共団体など)が刊行したもの。
個人やサークル(文芸の社中、サークル、勉強会など)が刊行したもの。

こうした、いわゆる出版社以外から刊行される図書に共通しているのは、マチマチな点が多いこと・・・。大きさや製本といった図書の作りから、情報源の数やその内容、図書の中身に到るまで、出版社から刊行される「普通の本」と異なり、イレギュラーなものが多いのです。

そういった図書を、どのようにMARCの形におさめるか。わかりやすいMARCをとるには、イレギュラーに慣れっこの図書館蔵書のメンバーも、首をひねったり頭を抱え込んだりすることがしばしばです。

とはいえ、イレギュラーとはいっても、文化財関係の報告書に代表されるように、形式と目的がはっきりした種類のものもあり、その種類ごとの特徴をつかみさえすれば、簡単に必要な項目が網羅されたMARCをとることができるという一面も、図書館蔵書の仕事にはあります。

このように、新刊目録とかなり同じで、でもちょっと違う、図書館蔵書のTRC MARCを、明日から少しずつご紹介しようと思います。

よろしくお願いいたします。

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