本日発行の『週刊新刊全点案内』は巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
この新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
9月は25件の件名を新設しました。
その中に「稽古事」という件名があります。
子どもから大人まで、いわゆる「お稽古」をしたことがない、という人はほとんどいないのではないでしょうか?
昔は「みんながやっているから」「あわよくば勉強の足しになれば」という動機が多かったような気がしますが、最近は「早期教育」というのを意識して稽古事をさせる親も多いようです。
かく言う私も、子どもの頃はいろいろな稽古事をやっていたものです。
忘れられないのは「スイミング」。「育英コース」という、競技選手を育成するコースまであるような、かなり本格的なスイミングスクールだったので、スパルタ式にびしびしやられました。
200メートルをクロールで泳ぐのですが、途中で一度でも足をついてしまうと、プールサイドで歌を歌わせられるという罰が待っていて、それがイヤでイヤで、泣いて親に「スイミングやめたい!」と懇願した記憶が。
あと変り種では「トランポリン」なんていうのも習っていました。
わざわざスポーツセンターまでバスで通っていたものの、別に体力がつくわけでも運動神経がよくなるわけでもなく、ただジャンプして楽しいというそれだけ。しかも、跳んでいる時間よりも順番待ちの時間の方がはるかに長かった…。
一番ムダな稽古事だったかも。