今回の「分類/件名のおはなし」では、1類を取り上げたいと思います。
1類は、「哲学・心理学・倫理学・宗教」と、やや硬めのテーマが並ぶ分類なのですが、その中でも一際異彩を放つ分類があります。
それは「147」。いわゆる「心霊研究」です。
呪術や霊媒術、予言、超能力など、様々な「不思議」現象がこの147に収まります。
最近ではスピリチュアル系の本が多いようですが、私の世代にとっては何と言っても「超能力」モノに格別な思い入れがあります。
昔、テレビの前でユリ・ゲラーの超能力に合わせて、一生懸命にスプーンを擦った思い出、ありませんか?
残念ながら私にはまったくその手の能力はありませんでしたが、一緒にスプーンを擦っていた姉があっさり曲げてしまったのには驚きました。単なる偶然なのか、それとも…?
先日テレビで、ユリ・ゲラーの後継者という人が登場していましたが、今の若い世代はユリ・ゲラーを知っているんでしょうか。
超能力とほとんど見分けのつかないようなマジックが多数出てきている今は、かえって理解されにくい分野なのかも…という気がします。
もちろん、超常現象を闇雲に信じてしまうのはちょっとどうかと思いますが、頭から否定するのもロマンがないような。
「自分には実感できないけれども、そういう世界もあるかもしれない」という程度にとどめておくのが一番かもしれませんね。