こんにちは。新刊目録・藤澤です。
今朝のタイトル校正で、「いのちにぎわうふゆみずたんぼ」という書名を見つけました。
「湯たんぽ」でなくて「水たんぽ」?冬に水たんぽで命を鍛える新健康法??などと一瞬頭をよぎりましたが、よくよく見れば「ふゆみずたん「ぼ」」。こんな本でした。
どうやら農業用語で、冬に田んぼに水を張る農法を指すようです。以前は「冬期湛水水田」と呼んでいたよう。
雁をはじめとした生き物と共生でき、雑草も抑えられる、など色々とメリットがあるみたいです。
小学生向けの本なのに、広辞苑にもまだない言葉が載っているのですね。
この仕事をしていると、新語や造語、こじつけ読みなど様々なタイトルが目に飛び込んできますが、小学生だからとなめずに、新しい言葉も盛るのねと、少々感心した一冊でした。