本日発行の『週刊新刊全点案内』は巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
1月は24件の件名を新設しました。
その中で今回紹介するのは「立体映像」。半世紀以上の歴史があるそうです。有名なところでは東京ディズニーランドのオープン時に話題となった「キャプテンEO」、マイケル・ジャクソン主演という意味でもなつかしい作品です。しかし今話題は「アバター」。ジェームズ・キャメロン監督ですが自分の作品である「タイタニック」が持つ興行収入記録を塗り替えるヒットになっています。その「アバター」ですがあまり立体映像とはいいません。〈3D映画〉が普通でしょうか。〈3Dテレビ〉なるものも話題となっていますが私は見たことがありませんのでよくわかりません。ほかにあるのでしょうか。範囲は難しいですが以前からあるものとしては「ホログラフィ」、将来的には空間に出現させる立体映像(SF映画によくあります)、逆にこれは違うかなと思われるのは〈3Dアニメーション〉、数学的な技術で視覚からは立体映像とはいえないのではと思います。技術用語を件名にするのはどの言葉を採用するか、適用する範囲はどうするか問題になる場合があるのでした。