本日は「週刊新刊全点案内」1660号の発行日です。
掲載件数は、1496件でした。
外国人に「ほったいもいじるな」と言うと「What time is it now?」に聞こえる―昔、そんな名前のアイスがあったような。アイスの名前は「いじるな」ではなく「いじくるな」だったように記憶しているのですが、確かではありません。当時小学生だった私は、英語の宿題をしている中学生の姉に向かって「ほったいもいじくるな~」と語尾を疑問文っぽく上げて連呼していた覚えがあります。
これとは逆の置き換えを試みているのがこちらの本。
「ほったいもいじるな 外国人に、声に出して読んでもらいたい日本語」
社会評論社(2010.3)
著者が「ほったいも変換」と呼んでいる「ほったいもいじるな」の逆パターンの置き換えとは、日本語のことわざや慣用句をそれらしく聞こえる英単語に変換するというもの。そして、その英単語の羅列を無理やり文として再び日本語に変換し直すのです。もともとの日本語の意味も付されています。帯にあるほったいも変換を例として引用させていただくと...
日本語:前代未聞
変 換:Then die, me moan.
再翻訳:そして、死んでください、私うなります。
意 味:今までまだ一度も聞いたことがないような、変わった珍しい事。
Then die, me moan. ゼンダーイ、ミーモーン。英語らしく発音すればするほど、日本語がうまくない外国人のよう。こんな感じの変換が延々と続いていきます。この本にはさらにプロの通訳の方が吹き込んだCDまで付いているのです! 聞きたい、プロの発音する「ゼンダーイ、ミーモーン」が聞きたい!! おバカだけどとても気になる一冊でした。