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漢字を入力する話 その2 二つの運命

こんにちは。かなーり地味な、「漢字入力」の話の第2回です。
(1回目はこちら


前回は、TRC MARCには

(A)図書にある表示のまま入力できる漢字    と、
(B)そうでない漢字
がある、というお話でした。
で、本日は、(B)たちのその後について。


図書にある表示のままでは入力できない漢字たちはどうなるのか? 
「ネ申」みたいに入れるのもおもしろいかな~なんて思ったりもしますが、やっぱりそうはいかなくて、
ここから先は、

(B-1) 異体字関係にある文字で代用する
(B-2) 外字にする
の二つの運命が待っています。


(B-1)異体字
異体字とは、同じ字なのだけれど形が少し違う、みたいなものだと思っていただけばよいかと思います。

%E5%90%89%E3%81%AE%E5%AD%97.JPG

左側の字で、右側の字を代用します。
↑のような字、入力できなくてムッとした、吉(上が短い)田さんや、吉(上が短い)原さんも多いのではないでしょうか。ほんとに漢字は手強いですね。


(B-2)外字
代用できるお仲間の文字もない場合には、最後の手段で「外字」になります。MARCの中では 

草【ナギ】剛
のように表現します。【 】は、外字を表すとき専用に使うカッコです。

週刊新刊全点案内では、「草【ナギ】剛」と出てはちょっとカッコ悪いので、印刷会社に「こんな字ですよ~」とお願いして、特別に字を作ってもらいます。


さて、どちらの運命が幸せかは分かりませんが、とりあえずMARCの中ではなんとか表現できました。

ここで気になるのは、異体字か外字かを、どうやって決めるのか、です。
(次の木曜に続く)

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