こんにちは。新刊目録の望月です。
TRC MARCギネスブック、今回は「長いタイトル」をテーマにお届けします。
図書の顔ともいえるタイトル、いったいどういったものがあるのでしょうか。
一つの文章になっているもので、最長のものはこちら!
横尾忠則さんの著作、114文字です。以前にもご紹介しましたね。
その次に長いクラスが
被抑圧者の抑圧者に対する武力闘争の必然性の実例としてのベトナムにおける長期にわたる解放戦争の前史と過程ならびに革命の基礎を根絶せんとするアメリカ合衆国の試みについての試論
(85文字)
どこか遠くへ行けば夢の世界が開けてくると思っているかもしれないけれどやっぱりそこにも同じ世界があるんだよキミ あるいは単細胞的現代探検論 または地球人間論入門
(79文字)
十六歳のオリザの未だかつてためしのない勇気が到達した最後の点と、到達しえた極限とを明らかにして、上々の首尾にいたった世界一周自転車旅行の冒険をしるす本
(75文字)
ですので、横尾さんの長さが飛びぬけていることがわかると思います。
さすがに、これ以上のものは出てこないでしょうか...。
いやいや、120文字以上のタイトルをめざせば、新記録ですよ!
コメント (2)
皆様ご存じかと思いますが、2019年9月に162文字のが出ています。
従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行「-およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない」という言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語
投稿者: NH | 2023年9月19日 22:44
日時: 2023年9月19日 22:44
NHさま
コメント&情報提供ありがとうございます!
114文字→162文字で一気に50字近くの増加ですね。すごい。
しかし、この記録もいずれ破られる日が来るのでしょうか…。
投稿者: 典拠 望月 | 2023年9月22日 09:52
日時: 2023年9月22日 09:52