本日は「週刊新刊全点案内」1687号の発行日です。
掲載件数は1497件でした。
秋だからキノコかな?という個人的予想は見事にはずれ、表紙にあらわれたのはザクロ。
そばにはホーローらしき鍋…ジャムにしたら美味しそう!
*こんな本がありました*
果実といえば、柑橘類をテーマにした本が今回2冊入っています。
著者は化学者なので、柑橘類に含まれている成分に関する科学的な話題も多いですが、歴史的、文化的な観点を取り上げ、柑橘類が人にいかに親しまれてきたかがよくわかる内容となっています。
特徴的なのが索引。「ふつうのオレンジ」「不正の証明(オレンジジュース)」「母が焼いたアップルパイ」など、並ぶ言葉がところどころ個性的。思わず本文を確認せずにはいられない…。
また、柑橘類を使ったレシピも掲載。なじみのない料理ばかりで、西洋ではこの柑橘を、こんな風に使ってるのか~と料理文化の違いもわかり、興味深いです。
しかし、日本でメジャーな柚子(しかし海外ではいまYUZUとして人気なんだそう!)のレシピはさすがになかったような。
これから黄柚子が嬉しい季節ですが・・・。
もう1冊の本には、ちゃんとありました。柚子を含む9種の柑橘類のレシピ集。柑橘の皮が蚊取り線香の代わりになるとか、発ガン抑制効果がある成分が含まれているなど、お役立ち情報も紹介されています。
*おまけ*
過去にはこんな本も。
日本原産の柑橘種・橘をとりあげ、嗅覚的な面からアプローチするとともに、日本文化とのかかわりについて考察。なぜ、お正月の鏡餅の上にみかんを置くの?なんて疑問にもこたえます。