10月の木曜日は秋らしいテーマで本を紹介してまいります。
毎週火曜にお届けしている「今週の1冊」の候補にあがりながら、惜しくも紹介できなかった本をはじめ、最近刊行された本の中から数冊をとりあげていきたいと思います。
初回は「芸術の秋」。「スポーツの秋」「食の秋」「読書の秋」と続きます。どうぞお楽しみに。では、芸術をテーマにまいりましょう!
映画監督・黒澤明の絵コンテ集。「乱」のものなど、「たしかにこういうシーンあった!」のオンパレード。撮影する前に、監督の頭の中でもう映画は完成していたかのよう。これを見たスタッフは全力で絵コンテどおりのシーンを作り上げたのでしょうね。文庫ながらオールカラーで迫力満点です。
長い年月を生き残ってきた「国宝」。新品のときはどんな色だったのでしょうか? その疑問に答えてくれるのがこの本。キンキラキンの大仏など迫力です。その時代の最新技術や贅をつくして作られたものと思えば納得。
国立新美術館では「ゴッホ展」を開催中、福岡、名古屋にも巡回するそうです。ゴッホは本当に人気があります。今年出版されたゴッホ関連書もすでに10冊ほど。
横浜美術館では「ドガ展」を開催中。ドガの作品をまとめて見られる機会は珍しいので、私も是非、見に行きたいと思っております。
やっと涼しく過ごしやすい季節となりました。読書、美術展、コンサート、お芝居…、皆さんも秋を満喫されますよう!