今月は横浜録音図書という会社から出ている朗読CDを、図書館からたくさんお預かりしました。
こんなに。
朗読というと私は、絵本もしくは児童書、つまりあまり長くはない読み物を、子ども向けに読み聞かせるイメージなのですが、データ部AVに入荷される横浜録音図書のものの多くは小説。池波正太郎、夏樹静子、乃南アサ、浅田次郎…時代劇、推理小説、エンターテインメント等々。エッセイ、詩、昔話のものなども作られているようです。
写真のように、一般的なDVDのケースに入っています。
横浜録音図書のHPを見ると、視覚に障害のある人だけに向けて作られているわけではなく、入院中のお見舞い、日本語の勉強、細かい字が見えにくくなった高齢者、ラジオ派の人、通勤・通学時に耳で楽しめるように、などとあります。
そういわれてみると確かに、「ちょっと何か読んでから寝たいけど、今日は疲れて目がしょぼしょぼ」なんて時、イヤホンで少し聞いて眠るというのもいいかも。家事をしている時なんかでも、本も持たず目も向けずに、本を読んだのと同じ読後感が味わえるのかも。すごく時間の得なのかも! なかなか良さそうです。
こんなものも。
【CD】 点字版 落語シリーズ Colezo! Twin セレクト 五代目柳家小さん(10907272)
【CD】 点字版 落語シリーズ Colezo! Twin セレクト 五代目古今亭志ん生1・2(10907316、10907317)
【CD】 点字版 落語シリーズ Colezo! Twin セレクト 六代目三遊亭圓生(10907318)
【CD】 点字版 落語シリーズ Colezo! Twin セレクト 八代目桂文楽(10907319)
日本伝統文化振興財団という会社から出ている落語のCDですが、視覚に障害のある人、高齢の人を対象とした点字・大活字解説書付きCDとあります。CDケースに収まった通常の解説書の他に、点字の解説書、大活字の解説書、CDタイトルの点字シールが付属しています。
日頃、落語にはMARC作成対象として接する程度ですが、ちらっと解説書を見るだけでも、面白そうなハナシだな、と思うもの数多く。きっと一歩足を踏み入れたら、無限の落語ワンダーランドが広がっているのではないか、と想像しています。
目が不自由になっても、寄席に行くことは難しくても、こういったツールで楽しむことが出来るといいよなぁと思いました。