こんにちは、図書館蔵書 小松です。
もう11月も中旬、年賀はがきが発売されたり、早いところではクリスマスのイルミネーションが始まったりと、うかうかしていると心の準備ができないままに年末、さらにはお正月に突入してしまいそうです。
心の準備ができないといえば、毎年のおせち料理・・・。
大掃除だの買出しだのしているうちに、気がつけば31日・・・なんていうのは私だけでしょうか?
新刊目録には、今年もそろそろ、おせちの本が入荷しているようですね。
「池波正太郎に届ける「おせち」」
近藤 文夫
筑摩書房(2010.11)
我が家では、池波正太郎に満足してもらえるような、洗練されたおせちは望むべくもありませんが、分相応にお正月を祝いたい、でも手間と時間(そしてお金)はあまりかけたくない。
そんなとき選択肢は2つあるのではないかと思います。
その1 必要なものに絞る
実家のおせちは、いろいろなものが入っていましたが、家族の人数が少ないと、いろいろ少しずつ作るのは大変。みんなが食べたいものだけ、買ったり作ったりして入れるというフリーダムな選択のしかたもありますが、お正月にあたって、定番数品とその年の抱負をあわせたものに品数を絞れば、堅実に手間が減らせます。では、どれを選ぼうか、そんな時、こんな本で調べてみるのはいかがでしょう?
「食で知ろう季節の行事 親子で楽しむものしりBOOK」
高橋 司
長崎出版(2008.5)「
「47都道府県・伝統食百科」
成瀬 宇平
丸善(2009.1)
お正月に限らず、どの地域でどんな時にどうして、どんなものを食べてきたのかを知るのは、楽しいものですね。一品の意味がわかっていれば気合をいれて作れますし、食卓に乗せてから会話のタネにもなるかもしれません。
その2 とにかく手間を省いて時間短縮
年末に忙しかった主婦をねぎらって、年始に料理をしないで済むようにおせちの習慣ができた、という説もありますが・・・。「忙しい年末に、さらに手間のかかるおせちを作るなんて」と誰もが一回は思ったことがあるはず。なるたけ時間をかけずに、おいしいおせちを食べようと思ったら、どれくらいの時間でできるんでしょうか?出版社、研究家、みんなが考えた最短は・・・。
「12月31日から間に合うSPEEDおせち 愛蔵版」
検見崎 聡美
インデックス・コミュニケーションズ(2008.12)
「やさしいおせち&お正月つまみ 大みそか一日だけでお重ができる! フライパンでできるラクラクレシピも」 (主婦の友生活シリーズ)
主婦の友社 編
主婦の友社(2007.12)
やっぱり全部手作りでと思うと1日くらいかかってしまいますか!!
ふだん忙しいからこそ、おせちくらいゆっくり時間をかける(大掃除はそこそこで)というのも、ひとつの考え方でしょうか。黒豆のお鍋をかけておいて大掃除(ふきこぼれ、焦がすの注意!!)くらいは、なんとなく年末年始の風情があっていいかもしれませんね。
昨日のエントリーの確定申告より簡単で、幸せなのは間違いないです。