めくる楽しみのために
1歳5か月になる息子がいます。
子どもが生まれるまで赤ちゃんと接したことがまったくなかった私。
息子から日々「そう来るか」的なジャブをお見舞いされておりますが、「本は読むものとは限らない」というのもそのひとつでした。
彼にとって、絵本はまずはおもちゃのひとつだったのです。
絵本とのファーストコンタクトはかじることから始まりました。
次いで、棚から抜いては床にポイ、ポイの狼藉。カヴァーを剥ぐのはもちろんのこと。
そして、少しすると、ページをめくるものだということがわかってきたのでしょう。自分でめくりたがるようになりました。
内容は一切無視。膝に座らせて読もうにもじっとしていない。手を伸ばして「わしっ」とページを摑みにきます。
ああ、心あたたまる読み聞かせの情景は、遠い。