本日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名はTRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
1月は12件の件名を新設しました。
そのなかに「ソーシャルメディア」という件名があります。
SNSやツイッター、動画共有サイト、ソーシャルブックマークなど、Web上でユーザー同士が情報を発信しあってつながっていくサービスの総称として新設しました。
個々のサービスに対しては、それぞれ「ソーシャルネットワーキングサービス」「マイクロブログ」「動画共有サイト」などなどの件名がありますが、これらをひっくるめた総称としての件名も必要では?ということで、しばらく前から新設を検討していました。
こういう新しい言葉はすぐに廃れてしまうものも多いので、件名として採用すべきかどうか悩む部分もありますが、関連本も増え、事典類にも載るようになったことから、このたび晴れて採用することになりました。
個人的にはSNSもほったらかしだし、そんなにつぶやきたいこともないし、筆不精はネット上でも筆不精なのね…と思ってしまう今日この頃ではありますが。昨年からの色々な騒動を見ても、たしかにこれは単なるサービスや技術というより、新しい「メディア」なんだなぁと感じます。