こんな本がありました。
アレックス・サンジェはパリにある手作り自転車工房。工芸品のように美しいスペシャルメイドな45台を精緻なビジュアルで紹介しています。
この本の編者である「ランデヴー・アレックス・サンジェ」は日本国内のアレックス・サンジェオーナー及び趣旨に賛同する人たちによって構成された団体のようです。
パリからわざわざ取り寄せて愛用し、ファンクラブ的活動も行うなんて、このアレックス・サンジェには他では味わえない魅力があるのですね。自転車に興味がなかった私も、つい、くいいるように眺めてしまいました。
ところで、この「ランデヴー・アレックス・サンジェ」。
団体典拠ファイルとして初登場だったため、この形で統一標目作成かと思ったのですが。…ちょっと待て、これって本当に正式な団体名なの?
正式名称,略称等の複数の名称を使用する団体は正式名称を原則として統一標目としているので、正式名称かどうかを調査する必要があるのです。
図書をよ~く確認すると、著者紹介に「正式名称はサイクリングクラブ・ランデヴー・アレックス・サンジェ」と記述があり、欧文表記も記載されていました。
というわけで、今回は「サイクリングクラブ・ランデヴー・アレックス・サンジェ」を統一標目として典拠作成。
《統一標目》 サイクリングクラブ・ランデヴー・アレックス・サンジェ
《記述形》 ランデヴー・アレックス・サンジェ
《参照形》 Cycling Club Rendez‐vous Alex Singer
正式名称と略称で思い出すのは 「日本放送協会(NHK)」ですが、一番身近なところに例が!
《統一標目》 図書館流通センター
《参照形》 TRC
実は弊社も正式名称と略称があるのでした。