本日は「週刊新刊全点案内」1705号の発行日です。
掲載件数は974件でした。
*こんな本がありました*
ことわざ辞典は数あれど、これはちょっと面白いです。
「地団駄を踏む」の「地団駄」って何?
「かんこ鳥が鳴く」の「かんこ鳥」ってどんな鳥?
「つじつまが合う」の「つじ」「つま」は何をさしている?
言われてみれば、確かによくわからない…。そういう言葉、ことわざの中によくあります。
この本では、それらの言葉を写真で解説してくれます。
ことわざにでてくる言葉は、昔の道具や普段あまりなじみのないものが多いですよね。
文章だけではなく写真でも示してもらうことで、「そこからきている言葉だったのか!」と納得できます。
さらにもうひとつ。
それはどういう状態? 実際にみたことがないから、いまひとつピンとこない…。
そんなことわざも、写真でばっちり解説。
「青菜に塩」には、しゃきしゃき新鮮小松菜の写真と、塩をかけてしばらく置いたしんなりした小松菜の写真。
「ぬれ手であわ」では、濡れた手のひらをあわに押し付けている写真と、ぱっと返した手のひらにびっしりあわが付いている写真が載っています。
ちなみに…
「地団駄」は「地たたら(ふいごのこと)」の音が変化した言葉。
「かんこ鳥」は、かっこうの別名。
「つじ」は着物のたて・横の縫い目が十字に合うところ、「つま」は着物のすその左右が合うところ。
なのだそうです。勉強になりました。