« きょうのデータ部☆(2/16) | メイン | 気象と気候~分類/件名のおはなし・20~ »

「悦ちゃん」-わたしの思い出の本

こんにちは。新刊目録の水谷です。
思い出の一冊を紹介する企画、第3回。
私の一冊は獅子文六の「悦ちゃん」です。

小学校の図書室にありました。児童向け名作全集に収録されていたと記憶しています。
ちょっと頼りないパパの再婚話をめぐって、大人顔負けのしっかり者の女の子・悦ちゃんが活躍する物語。
道徳のにおいがする「名作」というのとはちょっと違う…ユーモア小説、ですね。発表されたのは戦前です。
大好きで、二度、三度と借りては読みました。

街を「円タク」が走り、デパート勤めの女の子は「ターキーのレビュー」が今度のお休みまでに終わっちゃってたら「悲観だわ」なんて考える。
今思うと、主人公悦ちゃんの魅力もさることながら、作品がもつ昭和初期のモダンな空気にも惹かれたのかな、と思います。

コメントを投稿

(投稿されたコメントは、TRCデータ部の営業時間内にアップいたします。投稿から掲載までお待ちいただく場合がありますがご了承ください。なお、メールアドレスはTRCデータ部から直接ご連絡する場合にのみ使用いたします。第三者への公開・提供はいたしません。)

2024年7月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アーカイブ

全てのエントリーの一覧

リンク