こんにちは。
図書館蔵書 小松です。
今朝も、窓を開けた途端にくしゃみを連発してしまいました。
外は初夏を思わせる日差しですが、花粉は健在です。
さて、最近お送りしている「わたしの思い出の本」、今日はごくごく最近の思い出の本を扱いたいと思います。
中学、高校時代の家庭科の授業、パジャマやスカートなど縫われた方多いと思います。
女子校で育ったので、学校は特にお裁縫には力を入れていました(そんな時代です)が、私はお裁縫がことのほか苦手で、家庭科室のレトロなミシンでは上手に縫えず、いつも宿題になって泣く泣く家で縫っていました。
そんな裁縫ぎらいのまま成長して、裾上げすらやりたくなかった私が、たまたま手に取った本を転機に、マイミシンを購入、ボタンつけはおろか、服作り、修繕、リフォームまで嬉々としてやるようになりました。
「ドレープドレープ」
佐藤 ヒサコ
文化出版局(2009.7)
この本には実物大の型紙がついています。これは職場では本体についているものの不安定な形で、ちょっと面倒だと思って作業していますが、自分が使う立場になればとても便利なものですね。
型紙の多くは1、2枚で構成されています。ドレープ(生地の襞)を入れるためにたっぷりゆるみがとってあり、型紙だけ見ると、まるで小型恐竜の展開図のようです。そんな不可思議な形の布がどうやって立体になるのかと思って、購入し作ってみました。
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出来上がりにこだわらなければ、あっさり思った形になったんですね。これが。それに味をしめて、あれやこれやと他のお裁縫本やミシンを買い込み、今は狭い家の隅っこに布や裁縫道具が山に・・・。
「面白そう!」という、プラモデルに対するような興味で選んでしまった、まったく万人向けでないファーストお裁縫本に対して、「これは実用的!」と思ったのは、後になって出会ったこちらの本。
「パターンから裁断までの基礎の基礎」
水野 佳子
文化学園文化出版局(2010.2)
「きれいに縫うための基礎の基礎」
水野 佳子
文化出版局(2009.2)
ちょっと地味ですが、写真つきでとてもわかりやすい本です。
お裁縫というのはやはり保守的な分野らしく、入門者向けの本でもやっていることは一緒。なので、多少難しいところがあっても説明が丁寧なのがいちばんなように思います。
綺麗にできあがると達成感があって気分が爽快、次の縫い物にトライする意欲がわきます。