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受発注から見たTRC MARC:その1価格について

「物流管理部お客さま係受発注」担当の徳田です。今月から月1回「物流管理部」からデータ部ログをお届けすることになりました。データ部で誕生したTRC MARCが実際にどのように使われているのか?お伝えします。
そして、今回から3回に渡り、物流管理部内の受発注での使われ方を紹介します。

データ部がいろいろな工夫を凝らしながら日々作成しているTRC MARC。
それを実際に利用して、図書館の皆さまからのご注文を検索。「お求めになられているのはこの本かな~」と、発注しているのがお客さま係受発注です。そこから見たTRC MARCは、価格、品切れ・絶版情報、セット本という3つの点で、日々成長を続けるMARCという面を持っています。

本の価格は刻々と変化していきます。その価格の変化を日々修正するのは、受発注の大切な役割です。
日本においては再販制によって本の価格の決定権は出版社にあります。データ部でMARCが誕生した時は、あくまで初版時の価格です。ロングセラーを重ねる内に、同じMARCでも本の価格は少しずつ値上がりしたり、限定自由価格本として安くなったりします。出版社からTRCへ本が納品される際、発注時と価格が違っていたら、それを順次修正するのは大切な仕事です。(なかなかリアルタイムとはいきませんが、TRCが掴んだ限りにおいてTOOLi上で確認いただけます。)
図書館からのご注文がどの本なのかを判断する基準となるのも価格です。価格によって、どんな判型なのか?ボードブックなのか?大型絵本なのか?単行本なのか?文庫本なのか?分売不可のシリーズ全部が欲しいと思っていらっしゃるのか?などなどを判断していきます。(来月掲載予定の次回に続く)

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