笑うというのは身体と心にとってもいいものですね。いろいろな出来事に少し力を抜いてつきあうことができ、そうすると気分が楽になり、身体だけでなく心の疲れも少し軽くなるような気がします。
舞台を観たのがきっかけで、井上ひさしさんの「手鎖心中」に含まれている「江戸の夕立ち」を読みました。芝居の力を深く感じた舞台を思い浮かべながら、言葉の力というものをまた強く感じたこの小説、読み終えてすっかり気持ちがラクになり、あすへの活力を得たような気がしました。
手鎖心中 新装版
(文春文庫)
文藝春秋(2009.5)