本日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名はTRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
6月は14件の件名を新設しました。
その中に「バードウォッチング」があります。こういった言葉を件名にする際にむつかしいのが、「同じ意味合いでよく使われている他の言葉とどちらを採用するか」。今回だと、“野鳥観察”などが検討対象にあがってきました。
こうした場合、タイトルなどでの言葉の使われ方や、時代性、地域性などともあわせて考えていきます。
意味合いは似ていても、言葉によって受ける印象は違うもの。
夏休みの自由研究のタイトルには「野鳥観察」とつけたくなり、避暑地でやるのは「バードウォッチング」。でも、“コウノトリの郷公園”に行ったら“遊山”?(いずれも個人的イメージです)
そんな感想や印象はともかく、いろいろと吟味した結果「バードウォッチング」に決定したわけですが、参照形についてはTOOLiでお確かめ下さい。